2018年2月22日木曜日

労災保険について

ども店長です

経営者1、スタッフ1みたいな個人事業主で人を雇い入れる場合
の法令で忘れがちな労働保険についてお話ししますね

労災保険

労災保険とは、健康保険でも、雇用保険でもない、労働基準法が適用される労働者の、
仕事中や通勤中のケガ・病気に対する保護を目的とした制度なのです。僕みたいに事業主
など“労働者でない者”は保護の対象外となっているのだ。
でも!!労働者でない者でも、雇った方々のように業務に従事する者については、申請に
より労災保険に加入が可能。
これを、中小事業主等を対象とした「特別加入」というのだ。

この制度に加入できる中小事業主は、飲食業の場合は常時50人以下の労働者を使用する
事業主で、労働保険事務組合に事務を委託している必要があり。

保険給付は、業務災害、通勤災害ともに一般労働者と同様に受けることができても、
事業主としての商談や集金の業務中、事業主団体の会議への出席中などにおける災害など、事業主としての立場で行う業務は、労災の保険給付を受けることができないのだ。

※労働保険に加入するには、所轄の労働基準監督署などに「保険関係成立届」を提出し、
保険料の申告、納付。

 労働保険への加入は、労働保険事務組合に労働保険事務の処理を委託すると便利。
労働保険事務組合に委託すると!
優遇制度(①事業主や家族従事者の労災保険への特別加入、②労働保険料の分割納付)
も受けられるので労働保険事務組合を通じての労働保険への加入をお勧めなのです。

★適用労働者(雇った人のこと)

適用事業に使用されて賃金を支払われていれば、適用労働者。
雇用保険や厚生年金の対象とならない小規模な個人事業に雇われている労働者、
パートやアルバイト、試用期間中の者、さらに海外出張者
(国内の事業所に使用される者)、日雇労働者、外国人労働者

法人の取締役・監査役であっても、事実上業務執行権を有する取締役等の指揮監督
を受けて労働に従事し、その対償として賃金を得ている者は、原則として「労働者」
として取り扱う。
 2以上の事業に使用される者は、それぞれの事業において適用労働者となる
雇用保険とは異なり、個々の労働者ごとの資格取得・喪失の届出は必要ないけど
法令の対象となるからね!!

でも、社会悪的、加入義務のやりかたでさ、
中小企業に強制した場合、事業性に関係するから
放置状態。
僕が居たレストランも加入してなかったね。
初年度、仕事中骨折したけど、自分で保険入ってないのか!と
事務の女性に言われてしまって(笑

びっくりでしょう!
社会保険についても、加入義務ってなってるけど、政府は取りしまわろうとしてないから
僕もずっと国保と国民年金。(笑

みんなは知らないかもしれないどけ
法令を守らないより、徹底しない政府に問題があるよ!


★特別加入(事業主自体が対象で加入したい場合)

労災保険は労働基準法における労働者に該当しない者
(個人事業主、法人の代表取締役、家事使用人、同居の親族等)には適用されず、
また、労災保険は国外の事業には適用されないので、海外派遣者
(国外の事業に使用される者)は適用労働者とならない。
これらの者で労災保険への加入を希望する者
については、一定の要件のもとに特別加入制度が設けられている(第33〜36条)。

労働保険事務組合って?

  事業主の委託を受けて、事業主が行うべき労働保険の事務を処理することについて、
  厚生労働大臣の認可を受けた中小事業主等の団体。

  労働保険事務組合への手続は
  労働保険事務委託書」を労働保険の事務処理を委託しようとする労働保険事務組合に提出します。
 委託する際には、団体への入会金・委託手数料等が必要になる場合がありますので、必ず確認!

  委託できる事業主は
  常時使用する労働者が
  金融・保険・不動産・小売業にあっては50人以下
  卸売の事業・サービス業にあっては100人以下
  その他の事業にあっては300人以下
  の事業主

  委託できる事務の範囲
  労働保険事務組合が処理できる労働保険事務の範囲はおおむね次のとおり。
  概算保険料、確定保険料などの申告及び納付に関する事務
  保険関係成立届、任意加入の申請、雇用保険の事業所設置届の提出等に関する事務
 労災保険の特別加入の申請等に関する事務
 雇用保険の被保険者に関する届出等の事務
 その他労働保険についての申請、届出、報告に関する事務
 なお、印紙保険料に関する事務並びに労災保険及び雇用保険の保険給付に関する請求等の事務は、労働保険事務組合が行うことのできる事務から除かれている。

  事務処理委託のメリット
  労働保険料の申告・納付等の労働保険事務を事業主に代わって処理してくれる。
  労働保険料の額にかかわらず、労働保険料を3回に分割納付可能。
  労災保険に加入することができない事業主や家族従事者なども、労災保険に特別加入が可能。


  起業しようとする自治体の商工会議所や職安なんかでも詳しく加入できる組合について
  紹介してくれますよ!!!

2018年2月20日火曜日

大変、ご無沙汰です。店長です


昨年9月より独立開業すべく半年という期間を決めて
活動をしてきて。



僕は赤坂でやりたかったけど、
赤坂はレストラン向きの建物が少なくて、さらに
再開発後の空き物件はいわゆる「鬼門の地」ばかり。

2件だけ、これはというのがあって、以降は
鳴かず、飛ばずの物ばかり。

フィールドを広げて、通勤可能範囲な
都内と神奈川県内も意外に歩いた。







物件をご紹介頂いたり、色々な方々に
本当にお世話になりっぱなしの数か月。

当初12月までという設定だったけど、
物件が出てくれると、工事の見積もり、融資関連、地方自治体やらの
助成関連、そして死ぬほどやったシュミレーション、現地調査等々
申し込むまでに時間も掛かり、自分の中で流れを断ち切る事が
なかなかできず。
また、12月まで営業して閉店という物件も1月以降出てくる期待
もあり、最終的に先週まで3件の中から選ぼうと考えてたこともあり。

そして、いろんな事情を鑑みて、一本に絞った結果。

一番手で申し込みをしていたのにも係らず、「飲食業なので」という
建物オーナーのご判断でNG。

保証人のことがあったかもしれないけどね。

どの道NGだから。

ちょっと今日、どうかなと思う物件が出てきて
現地を見に行って、強く惹かれるものがあるわけではないんだけど
可能性としてはどうかなと。
ま、横浜の案件だし、一応26日に内見する予定でいるけど
取得費用は都内のそれとあまり変わらず、付近に会社があるわけでは
ないけど、某保険会社にお勤めのお客さんがPUSHしてた東急田園都市線
の駅なんだな。


とりあえず、生活の事もあるので、どこかで稼がねば!
なので業種も決めてないけど、就職活動しないとね。

何年かけても「これだ!」という店舗に出会えない人は出会えないらしい。
よく聞きます。この響き。

ただ、仕事やりながらだと流されてここまで色々知識を高めることも
周囲の環境を見たうえで物件を取りに行くか、否かの判断できなかったと
思うな。
自分の中では色んなものを断ち切る覚悟で臨んでたから
かなりきつい期間ではあったけど、それなりに得たものは大きい気がする。
港区の主催するセミナー(全三回)は最後までとりあえず今週末まで出るしね。

そのセミナーで中小企業診断士の先生が説明する事がスラスラ解けるよ(笑

よく調べられてますねとお褒めの言葉までもらっちったぞ。

ま、今なら物件の調べ方とか色々同じ悩みを持つ人の参考になるような
話はできるな。
金とるほどではないけどね。

ま、色々話しましたが

家族、友人、知人、そして、そしてお客さんには色々お気遣い頂き
本当に励みになりましたし、心の支えになっていただきました。

本当に本気で探していたので、これから誰かに雇われて働くというイメージを
持ったのは、先週の月曜日から。

そして、この場でこのお知らせをしなくては!
という踏ん切りがつきませんでした。なかなか。

父親でさえ、先週から毎日あってますが、
ちょっと報告しにくい感じになってしまっていて。

とりあえず、気にしてくれてる方々にはやはりケジメとして
ここでがつん!と発表しないことには前に進めない自分が居て。

ちょっと気の抜けてしまった部分もあって、
真剣に取り組むためには、このブログでの発表というハードルをどうしても
超えないと、という感じで今、キーボード叩いているんだな。

ま、サービス業って天職だなと、今でも思っているので
飲食店に関わらず、人と接して、今までの経験を活かしつつ
誰かの時間を引き立てたり、誰かの心に灯を灯したりということは
していきたいなと。

スノーボードの平野氏が怪我をして、
プレイする前に語っていた覚悟が本当に心に響いた。
ずっと年下だけど、その追い込まれた自分をすごくクールに見つめて
言葉一つ、一つが重かった。

自分もこうあらねばとか。

銀メダルは結果でしかないけど、恐怖とプレッシャーを跳ね除けて
フィールドに戻った姿は、普段、そういう作られたメディアの情報には
てんで、興味を持たないんだけど、彼の言葉は重かった。

小平さんの金メダルをとってからの会見もなぜか、
心打たれたね。
とにかく、失敗を繰り返しつつ、自分の人生を切り開くことに
自信を持ったと言ってたね。

本当に長い間の苦労が報われてよかったなと。

何の話だよ(笑

この活動中に関わったり、知り合った先輩方には
ほんとに目から鱗の色々を見せつけられたし。
物件をちょくちょく紹介してくれたり、看板やらなんやら
話を聞いてくれた友人たちにも本当にお世話になった。

この活動がなければ顔を合わせることがない人にもたくさんあった。

店の立ち上げの時もそうだし、
この世界に入ってから、
引継ぎとか指導とか全くされたことがなく
自分で全部調べて、感性のままやってきた僕にとって
共に働いてくれた人たちにも感謝してる。

とにかく、この商売で食ってくって、自分の中では
ただただ、金儲けだけではないし、あまりこだわったこともない。
意味の分からない物を売って儲けるとか、
真剣に取り組めないとか、そんな時間をこの仕事で考えたこともない。

ただただこの仕事を通じて
みんなの笑顔を見れることこそ、最大のミッションだったと。

以前の店の近くで当時、仲よくしていた店があって
帰り道にたまに食事してたんだけど、そこでサービスで出してもらった
まぐろを食べたら、食中毒になったことがあって、
そんな時、僕は死ぬわけではないので
気にはならなかったけど、お店の方が大変なことになるんじゃ!と
医者にかかるのを僕は躊躇ったんだよね。
医療機関から保健所に連絡がいったりするんじゃとか。

で、その店に連絡してみたら、『体調がわるかったんじゃ』とか
『他でなんか別の物食べた?』みたいな感じで、てんで気にしてない。(笑
信じられなかったな。
謝罪の一つもなかった。(笑
自分だったらと考えたら、怖すぎて想像できないね。

というか、そんな空間で仕事してて楽しいのかなと。
といういうより自分のお客さんにその店使ってほしくなかったな。

今だから言えるけど、他人がどうのより自分がそんな風にならないように
さらに厳しく自分たちの所を見ることができたから警鐘になったってことだ。

いい経験になった。

本当に赤坂って場所でいろんな人と出会えて、時間を共有できたからこそ
この仕事が好きになって、毎日が楽しくなっていったんだと思う。

とにかく今の自分があるのはお店に来てくれてた
みなさんのおかげなのです。
凄い、人の気持ち考えるようになったし、
みなさんのこと大切にしたいって凄い思うしね。

ま、今後ともしくよろです。

独立するかしないか、これで分からなくなったけど
新たな何かが決まったら報告しまーす!